ザ・古今東西ラボ

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スマートフォンのご先祖様。日本初の携帯電話ショルダーホンをご存知ですか?

しかしスマートフォンというのは本当に便利なんですね。

動画再生や高性能カメラでの写真撮影もそうですが、豊富なアプリによって自分好みにカスタマイズできる点が何より特徴的に感じます。

特にLINEなどのメッセージアプリは世代を問わず利用されていますよね。

 

2015年8月に発表された日経BPコンサルティングによる調べでは、国内でのスマートフォンの普及率(総人口比)はなんと49.7%というのだから驚き!

日本の約半数の人がスマホを所有しているってことなんですね~

 

その一方で、利用料金や本体価格の高騰、過剰な割引に懸念の声があがっているようで、今後この料金体系が値下げするのかどうかは利用者にとって気になる部分ではないでしょうか?

 

そんなスマホを含めた携帯電話。

わたしたちの生活になくてはならない存在になりましたが、日本に初めて登場したのは今から30年前の1985年。

携帯電話が一般的に普及したのが1990年代後半ですから、その10年前にはすでに世に生まれていたことになります。

意外と長い歴史があるんですね。

 

今回は、スマホのご先祖様ともいえる日本初の携帯電話「ショルダーホン」について触れていこうと思います。

若い人たちには初めて聞く名前かもしれませんね(笑)

 

 

日本初の携帯電話「ショルダーホン」

1985年、NTTより歩きながらでも電話が出来る「ショルダーホン100型」が生まれました。

まず印象的なのがその大きさと重さです。

名前の通り肩からぶらさげて使うことを想定されたショルダーホンは

高さ19cm、横22cm、幅5・5cm、そして重量3kg

今の感覚で言えば、携帯するにはちょっと大きすぎるサイズに感じてしまいます。

 

そして気になる性能面ですが、連続待受時間は約8時間、連続通話時間は約40分となっているようです。

一日いっぱい利用するにはちょっと厳しそうな感じ。

 

月額の基本使用料は2万6000円

当時の家庭電話の基本料が大体2000円前後ですから、かなり高価なものだというのが分かりますね。

 

そんなショルダーホンですが、もともとは1979年に登場した「自動車電話サービス」の発展形としての機器だったのです。

自動車電話は車の中でしか利用できず、車から離れた場所でも通話できる電話を要望する声がありました。

そこで、「車外兼用型の自動車電話」という位置づけでショルダーホンが誕生したわけなんです。

そう考えるとバッテリー持ちやサイズの大きさ、重量にも納得がいきますね。

 

1988年には携帯専用型「ショルダーホン101型」が発売されたのですが、それでも重量2.5kg。

あくまでショルダーホンは自動車電話の派生型としての機器といえるでしょう。

 

ちなみに1979年に生まれた自動車電話は日本初でありながら世界初でもあるんですよ。

すごいです!

 

手で持つハンディタイプの国内初登場は1987年

携帯電話と聞いて想像するであろうハンディタイプのものが初登場したのは、NTTより1987年に発売された「TZ-802」とされています。

そしてこの年、NTTより携帯電話サービスが開始されました。

 

「TZ-802」は重量900g、連続通話時間60分、連続待受時間6時間。

まだまだ手軽に扱えるものではありませんでしたが、ここから現在に至る携帯電話の歴史が始まったと考えると感慨深いものがありますね。

 

外出先で電話が出来るのは素晴らしいことです

今は外で電話出来ることが当たり前ですが、これって本当に便利でありがたいものだと感じます。

一昔前までは、待ち合わせでの行き違いなんかはよくある話でしたからね~

「なかなか来ないな…」「今どこにいるんだろう…?」なんていう、

あのソワソワする思いも、今ではほとんど無くなった気がします。

 

携帯電話技術の始まりと進歩に感謝ですね!

 

あと調べてみたら、ショルダーホン型のスマホケースなんて面白いものがあるんですね。

当時使っていた人や目立ちたい人には良いかも!?

 

 

全然関係ないですが、わたしはいまだにガラケーユーザーです。

「そのケータイ、物持ちが良いね」ってよく言われますが、買い替えるのをためらっちゃうんですよ。

機能を使いこなせず、宝の持ち腐れになるのが目に見えてますから(笑)

いっそショルダーホンでも担ごうかな?